ロゼット物語

広告篇 ~白子さんと黒子さんで、半世紀にわたり広く認知~

デフォルメした漫画で女性心理をつかみ一世風靡

 ロゼットと聞けば、今も「白子さん黒子さんの」と即座に反応される40代以上の方が、非常に多いのは特筆すべきところです。ロゼット洗顔パスタのテレビCMがスタートした1960年代半ば頃から、テレビや新聞・雑誌で、色の白い白子さんと日焼けした黒子さんの対話で構成される漫画広告が一世を風靡しました。
 この漫画広告を発案した原は、「漫画は人の頭の中に必ず残る」という信念を持っていました。ありきたりの美人画ではなく、色白の白子さんと日に焼けた黒子さんの顔は、異様なまでに目が大きく、目の下には鼻がなくてすぐ口といった具合にデフォルメし、インパクトを持たせました。まだ珍しい実写とアニメを合成させた斬新なCM、当時の日本にはあまりなかった対話形式での商品説明。その結果、ピーク時の年間売上は、600万個を突破しました。現在は薬事法が見直され、広告基準からすると不適切になった表現もありますが、現在においても広告として高い評価を受けています。漫画広告がこのように売上に貢献したことは、歴史的な出来事と言ってもよいでしょう。

白子さん黒子さん裏話