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先生方の声

保湿剤を上手に使うことでステロイド外用剤の使用量が減る

田崎 高伸先生
田崎皮膚科医院院長 (宮崎市)

 アトピー性皮膚炎は、大人になるまでには治ることが多いので、症状を上手に コントロールしながら、この病気とうまく付き合っていくことが大切だと思います。
アトピー性皮膚炎では皮膚が荒れると痒みが強くなりますから、薬を用いて炎症を抑えるとともに、スキンケアで皮膚の状態を良好に保つ必要があります。
しかし、アトピー性皮膚炎のお子さんをもつお母さんのなかには、ステロイド剤に対する不安が強い方がいます。
保湿剤を上手に使うと、ステロイド剤の使用量が減りますので、「これは副作用がないですよ」と言って、セラミド配合の保湿剤を勧めています。
実際、ステロイド剤の使用量が3分の1あるいは5分の1に減った方もいます。
私は、外用剤にしても化粧品にしても、ヒリッとするとか、スーツとするものは刺激があるわけですから、皮膚にとって好ましくないと思っています。
また、経済的なことを考えると、できるだけ保険適用のものを使いたいのですが、現状ではなかなかよいものがないようです。
これまでいろいろな保湿剤を使ってきましたが、薬用AKマイルドクリームはベタつかず、刺激が少ない点がいいですね。
もちろん肌の状態は個人差が大きいので、「塗って、もし合わないようなら、遠慮なしに相談してください」と注意をしながら患者さんに使ってもらっています。
顔や首などに、ステロイド外用剤を薄く塗った上に薬用AKマイルドクリームを塗ったり、皮膚の状態がよいときには薬用AKマイルドクリーム単独で使用するように指導していますが、もう少し安価なら全身に塗っていただいてもいいと思いますね。
いずれにしても、アトピー性皮膚炎の治療法が一つ増えたと思っています。

患者さんから保湿剤を求めてくる

石田 卓 いしだ皮膚科医院長
(埼玉県大宮市)

 マスコミの影響でしょうか、ステロイド剤に対して抵抗感をもつ方などから、「何かいい保湿剤はないですか」と尋ねられることが、よくあります。
特に、冬場は皮膚が乾燥しますので、保湿剤に対する患者さんのニーズは高いですね。やはり炎症を抑えるにはステロイド剤が必要になることが多いのですが、保湿剤を求める患者さんには使用感の優れた薬用AKマイルドクリームを勧めています。
比較的軽度のアトピー性皮膚炎の方に出していますが、炎症のある部分にはステロイド剤を塗り、その上に重ねて薬用AKマイルドクリームを広く塗るように指導しています。
また、予防的な意味から、「炎症がなくてもカサカサする部分にも塗ってください」と言っています。
そうすると、次に「炎症がよくなりましたので、保湿剤だけください」と言ってくる患者さんもいます。
実際、薬用AKマイルドクリームを出している患者さんのうち4、5人に1人ぐらいは、これだけで経過を見ています。
アトピー性皮膚炎の患者さんには精神的なものも含めて個人差が大きくて、なかにはベタベタした軟膏を塗っただけで痒みが強くなる人もいるくらいですから、保湿剤は使用感のよいものがいいです。
しかし、これまで保湿剤というと、ベタベタしたものが多かったですね。
その点、薬用AKマイルドクリームはよく伸びてベタつかず、さっぱりしている感じで、使用感がいいですね。
それに、他の多くの保湿剤の場合、毛穴を塞いでしまい毛包炎を起こすことがありますが、薬用AKマイルドクリームは基剤がよく、伸びがよいためか、そのようなことはないような印象があります。

試しにお母さんに塗ると、良さを納得してくれます

小川 力先生
小川皮膚科クリニック院長
(山梨県若草町)

 保湿剤というと、皮膚がカサカサした人に使うものというイメージがありますが、皮膚を潤して保護するものなので、セラミド配合保湿剤はアトピー性皮膚炎だけでなく、ほかの湿疹のある患者にも勧めています。
金額的な問題もあって、顔や首など主に敏感な部分に塗り、その上に抗炎症薬を重ねて塗るよう指導しています。
そして、最終的には保湿剤だけでいい状態にもっていこうと考えています。保湿剤として、これまではワセリンや尿素軟膏などを使っていましたが、ワセリンは伸びが悪くベタベタしますし、尿素軟膏は刺激感が比較的強いといった間題がありました。
しかし、セラミド配合保湿剤はベタつかず、さらっとした感じでいいですね。
クリームタイプ、ローションタイプの2種類がありますが、小さいお子さんには伸びのよいローションタイプのものを出しています。
しかし、カ サつきがひどい場合には、クリームタイプのものを勧めています。
また、これだけではカサつきが取れないような症例では、昼間はこれを使い、夜はワセリンを塗るように指導しています。
ステロイドに対して不安を抱く患者さん、お母さんもいますが、「これにはステロイドが入っていないし、そもそも肌の成分の一部だから肌にいい」と説明しています。
実際にお母さんに塗ってさしあげ、「ほんの少しなのに、こんなに伸びるし、匂いもないでしょう」と言うと、だいたい納得していただけます。
実際に使ってみての使用感は、愛育病院で行ったアンケート調査結果と同様に、「肌によくなじむ」「ベタつかない」「また使いたい」と、患者さんにはおおむね好評です。

科学的な裏付けがあるので、患者教育にも最適

藤澤 孝人先生
藤澤こどもクリニック院長
(東京都練馬区)

 遺伝的素因が影響しているアトピー性皮膚炎では、たとえ皮膚の炎症が治まっても、繰り返さないようにスキンケアが必要です。
そのため、いかにスキンケアを継続していただくかが、治療上のひとつのポイントになると思います。
スキンケアを徹底していただくためには、まず患者さんにこの病気に対するしっかりとした知識をもっていただくことが大切です。
アトピー性皮膚炎では遺伝的素因に加えて、皮膚のバリア機能が低下しているので炎症が起こることなどを説明し、スキンケアの重要性を理解していただきます。
薬用AKマイルドクリームには角質細胞間脂質を補い、皮膚のバリア機能の構築を促す働きがあるといわれています。
こうした科学的な裏付けがありますから、それを分かりやすく説明すると、納得して使っていただけます。
スキンケアを継続していただくためには塗り方も工夫が必要です。
炎症症状が著しい場合は、時にステロイド外用薬が不可欠です。
最小限度のものを使用しますが、その離脱にも薬用AKマイルドクリームが役立っています。皮疹の程度、状態、部位、経過により、外用の仕方を分かりやすく指導するように心がけています。
また、汚れが残ったところに保湿剤を塗ったのでは逆効果ですので朝の洗顔の後、夕方のお風呂上がりはもちろん、外から帰ってきたら汚れを落としてから薬用AKマイルドクリームを塗るよう説明しています。
冬場、特にカサつきがひどい場合には、薬用AKマイルドクリームに他の保湿剤をブレンドして使うこともあります。
一人ひとりの症状、部位、生活に合わせたきめ細かい指導が大切と思います。
患者さんにスキンケアの大功さを理解していただくには、ベトつかず、またしっかりとした科学的裏付けもある薬用AKマイルドクリームはとてもよい素材ですね。

塗り始めると、もう離せないという患者さんも

西 佳子先生
にし小児科院長
(広島市)

 アトピー性皮膚炎や乾燥肌の患者ではスキンケアが重要ですから、入浴後と朝お湯で拭いた後、そのまま放置するのではなく、カサつくところに保湿剤を塗るように指導しています。患者さんよって適した保湿剤は異なりますから、ワセリンやヘパリン様物質、薬用AKマイルドクリームなどいろいろ出してみて、実際に塗っていただいて、その患者さんに適したものを続けて出すようにしています。
 天然セラミド配合の薬用AKマイルドクリームを続けて使用している患者さんでは、皮膚がだいぶきれいになっているようです。特に、年長児のアトピー性皮膚炎の患者の場合、一度使い始めると、もう離せないみたいですね。それに、保湿剤を続けて使用することで、ステロイド剤の量を減らすこともできます。また、乳幼児や1、2歳の患者さんでは、年齢が上がれば自然治癒することもあってか、肌がカサカサしたときに薬用AKマイルドクリームを塗るだけでいいという状態になっている子もいます。
乾燥肌の場合、問題になるのは冬ですが、子どもの場合、塗る面積も狭いですから、カサカサした部分に塗るだけなら、一冬に一本購入されれば、それで十分というケースもあります 。

患者一人ひとりの増悪因子を考えたスキンケア

星野 稔先生
星野皮フ科
アレルギー科 クリニック院長(茨城県牛久市)

 アトピー性皮膚炎の患者さんのなかには、症状が冬に悪くなる患者さん、夏に悪くなる患者さん、一年中何となく悪い患者さんという具合に、一人ひとり病態が異なります。 そこで、患者さんにいつ症状が悪くなるかを聞き、その時期が冬ならば、入浴の回数や湯の温度、汗のかき具合、大気の乾燥度などが夏とどう違うか考えてもらい、そのうえで、あまり熱い湯に長時間入らない、あまりゴシゴシ擦らないなどの指導を行い、それでも痒みが治まらないようなら、入浴直後にスキンケアをするよう勧めています。
 ワセリンは角質水分の蒸散を防ぐ効果は期待できますが、本来の意味での保湿剤ではなく、また塗ると痒くなる人もいます。
また、尿素やヘパリン類似物質配合の保湿剤で刺激感や痒みを訴える人もいます。
そのため、刺激が少なく、より水分保持に効果が高い天然セラミド配合の薬用AKマイルドクリームを勧めています。
セラミド配合の保湿剤には他社製品もありますが、ロゼット製品は基材がよいためか、他社製品に比べて刺激感が少なく、患者さんの多くもロゼット製品を好むようです。
 主に勧めているのは、16歳以上の成人型アトピーの患者さんですね。
特に、顔や首の症状がひどく、赤ら顔や皮膚の乾燥がひどい患者さんには、タクロリムス外用を1週間続けていただき、1週間後の来院時に、スキンケア用に薬用AKマイルドクリームのサンプルを「洗顔後に試しに使ってごらん」と言って渡しています。
小児乾燥性湿疹や老人性乾皮症の患者さんにも勧めたいのですが、サンプルが少ないので、なかなか渡せないのが実情です。
 実は、うちの看護婦さんで、洗顔後薬用AKマイルドクリームを化粧水や乳液代わりに使っている人がいて、大変好評のようです。
スキンケアはアトピー性皮膚炎などの患者さんだけのものではなく、大気汚染や紫外線などで肌が痛みがちな健常人にも必要なことなのです。

保湿剤を上手に使うことは不可欠

田角 勝先生
せんぽ東京高輪病院
小児科部長
(東京都港区)

 現代は生活環境も大きく変化し、住環境では気密性が高く、夏は冷房、冬は暖房、毎日入浴するという生活環境になっています。そして食生活も欧米型に近づいています。
このような生活を送っている子供たちをみると、乾燥肌の多いことに気づかされます。
アトピー性皮膚炎は遺伝的素因や皮膚のバリア機能の低下により、外部からの抗原などが侵入し炎症が起こると考えられています。
このバリア機能を維持するためにスキンケアを行い、健全な皮膚を保つことが重要です。
子供の皮膚は皮脂が少なく、ただでさえ乾燥しやすい傾向があり、そこに生活環境も加わり、より乾燥しやすい状況といえます。
そこで、保湿剤を用いることにより皮膚のバリア機能を修復・維持していくことが必要となります。
まず塗ってもらえなければ効果は出ませんので、毎日スキンケアに用いるものは使い心地や使い勝手が重要です。
すなわち、伸びがよく、使用感が快適で、効果がよいということが要求されます。
このような条件が満たされないと、なかなか使用を続けてもらうことができません。
その点、天然セラミド配合の薬用AKマイルドクリームは伸びがよく、べとつかず、塗り心地がよいという特徴があります。
軽症の場合は薬用AKマイルドクリームでも効果が期待できます。
また、中等度以上でも、まず広範に湿疹の軽い所にも薬用AKマイルドクリームを塗り、さらに皮膚炎の所に抗炎症作用のある外用剤を使用してもらいます。
どうしても軽い所にはあまり塗らなくなる傾向がありますので、それをカバーするという意味もあります。
 患者さんには薬用AKマイルドクリームを安価に提供するため、使用頻度の高い人には大瓶のままお渡ししています。
そうすると、患者さんのみならず、ご家族でも使用していただいているようです。
また、口コミで友人の分もお願いしますという方もおられます。

老年性乾皮症の患者さんにも有用

阿久津 礼子先生
あくつ皮膚科
(栃木県真岡市)

 この地域の冬は、降雪はあまりないのですが、寒く、また風が強いこともあって、非常に乾燥します。
そのため、粃糠様鱗屑を呈し、服を脱ぐとボロボロと皮膚が剥がれ落ちる老人性乾皮症の患者さんも来院されます。重症例では初診時、処置でステロイド剤を外用し、ステロイド剤を白色軟膏などに混ぜて処方し、症状のひどい所に塗るよう指導します。
しかし、ステロイド外用により症状の軽快を見ても、ステロイドを塗り続ける患者もおり、連用による副作用が心配ですから、保湿剤によるスキンケアをを勧めています。
また、成人女性の場合、皮膚が乾燥していると化粧品かぶれを来すこともあります。
こうした患者さんにも保湿剤として、天然セラミド配合の薬用AKマイルドクリーム、AKマイルドミルクローションこども用を勧めています。
特に、尿素は刺激感があるため顔に塗る場合には適さず、薬用AKマイルドクリームを勧めています。
 保湿剤によるスキンケアだけで軽快をみる患者さんも少なくなく、なかには、「生まれて初めて、こんなにスベスベした肌になった」と大変喜んでいただけた患者さんもいます。しかし、老人性皮膚掻痒症で痒みが強く、スキンケアだけでは抑えられないこともあり、そうした症例には内服薬を処方することもあります。
 アトピー性皮膚炎の患者さんでは、ステロイド剤や非ステロイド消炎剤でかぶれる人もいるため、当院では保湿剤についてもそれぞれの患者に適したものを検索するため、パッチテストを行っています。
時々、ワセリンでも陽性例がありますが、これまでのところ、薬用AKマイルドクリーム、AKマイルドミルクローションでは、陽性例は1例のみで、安心して患者さんに勧められます。